wagashi

【借金体験談】埼玉県 30代前半男性 wagashiさん

私は、現在運送会社に勤務している33歳の男です。初めて消費者金融を利用したのは今から14年前まだ19歳だった頃です。借金の理由は、当時日雇い派遣の仕事をしていて満足に仕事が無かったため、生活費として借り入れることにしました。金額は10万円、初めての借金でその時は消費者金融に借り入れすることに恐怖感がすごくあったので、申し込みの時は本当に緊張し心臓がバクバクしました。

緊張しながらも受け付けの方に言われるとおりに申し込みを進めていくと、思っていたよりもあっさりと借り入れをすることができました。その時は本当に生活が苦しかったので、お金を借りることができ救われた気持ちでした。それからしばらくは順調に返済をしていました。すると、金融会社から増枠できますよというお知らせが来るようになり、最初はこれ以上借金が増えるのは嫌だなと思い断っていたのですが、相変わらず生活が苦しかった私はとうとう増枠の誘いにのってしまいました。

初めての借金は3年間で完済

そこからはあっという間に借金総額は増えていきとうとう50万円にまでなってしまいました。そこまできてようやくこのままではまずいと思い必死で返済しました。収入のほとんどを返済に充て、借金返済のためだけに働く生活を3年つづけようやく完済することができました。当に苦しい思いをして借金のすべてを返し終えて、もう二度と借金はしないぞと心に誓いました。

しかしそれから数年後、私はまた借金をしてしまうことになります。借金を全額返済し終えてから数年間は贅沢な暮らしはできないながらも、安定した生活を送ることができていました。しかしあることをきっかけに私は再び借金地獄に舞い戻ることになります。そのあることとはパチンコでした。それまでギャンブルには縁のなかった私でしたが、あるとき職場の友人に誘われて軽い気持ちで、パチンコ屋に初めて足を踏み入れました。

パチンコでの2万円勝ちが人生を狂わせた

初めてのパチンコの結果は5000円の負けでした。そのときは悔しくてもう二度とやるもんかと思いましたが、元々負けず嫌いな性格の私は負けを取り戻したい気持ちに負けて再びパチンコ屋に足を運びました。そして2万円の勝ち・・・この勝ちがわたしの人生を狂わせました。それからというもの毎日来る日も来る日もパチンコ屋に通い、典型的なギャンブル依存になっていきました。当然勝てる日が続くわけもなく資金はすぐに底を突くようになり再び借金を重ねるようになっていきました。

ギャンブル依存症になってからの借金は増える速度が桁違いであっという間に限度額に到達してしまい借りることができなくなってしまいました。そこで諦めてコツコツ返済していけばよかったのですがその時はもうパチンコで負けてできた借金はパチンコで返すぞということしか頭になかったので、とにかく軍資金を得るために違う金融会社に融資の申し込みをしにいきました。

借金は4社で150万円になり債務整理の手続きに・・・

当時はまだ総量規制もなくそこでもあっさりと借りることができました。そこからはこれもまた典型的な多重債務者となり、借りては返す自転車操業に陥り、結局合計4社150万円の借金を背負うこととなってしまいました。もう自分の収入では返済のメドがたたず弁護士に依頼して債務整理の手続きに入りました。債務整理にはいくつか種類があり私の場合は、弁護士の勧めで任意整理という方法をとることになりました。

その任意整理のおかげで利息がカットされ月々の返済が少し楽になりました。債務整理をしたおかげでもうどこからも借金をすることができなくなり、どうにもならなかった借金癖にも歯止めがかかり弁護士に相談して良かったと思いました。今現在も返済の日々はつづいていますが、それなりに穏やかな生活をすることができています。 借金事態は完全に悪いというわけではないのでしょうが、本当に計画的に利用しないととんでもないことになってしまうということを身をもって体験しました。