【三重県 20代後半女性 Asuu_nさん】
あれは3年前、三重県のある個人の中古車屋で働いていた時の話です。車屋さんの従業員は、社長、専務、整備士、私の4人です。最初は和気あいあいと楽しく仕事をしていたのですが、入社して3ヶ月程たったある日の事でした。
専務から「Aちゃん(私の名前)、実は話があるんやけど…」と話を持ちかけられました。内容は「実はだいぶ前から、お店は自転車操業なんだ。毎月赤字しか生んでない。このままだといつまで会社が持つか分からない。Aちゃんも生活あるから、お店潰れたら困るやろ？そこで提案があるんだ…」と。
その方法が、私が車を買う体でローンを組む。すると、ローン会社から、私が組んだローンの額だけお金が会社にまとめて振り込まれる。そのお金をお店を回す資金にあて、私に送られてくる毎月の支払いは、会社が3年かけて払っていく。という、“空ローン”という方法でした。
まず、その時点でやっては行けない方法であること。そして、会社が返してくれるという保証がどこにもない、私には何のメリットもない話で、友達にも相談し、もちろん断りました。しかし、専務が社長に私が断った事を伝えたところ、社長が「会社外にそんな事を話すなんてルール違反だ！」などと怒ったそうです。ちなみにですが、社長は私に直接お金を貸してだとかそうゆうことは、一切言ってきませんでした。
全部専務に指示し、専務にさせ、あくまでも自分は手を汚していないとする、汚い人でした。なので、社長と私との間に常に専務が挟まっている状態です。そして、専務から社長が怒っていると聞かされ、社長が地元でも有名なやくざ絡みであることなどもあり、無理矢理ローン用紙に名前をかかされました。
判子は会社で用意したもの、身分証も以前に会社に提出したものを使い回しして、ローンを通したようです。しかも、ローンの額も最初に聞いていた額とは違い、後から見た金額は割り増しされていました。最初にしたのはオリコで150万ほど。その後も脅され、アプラスカードとMMCダイヤモンドファイナンスで組まされ、3つ合わせて300万ほどでした。
それから１年弱は、約束通り支払ってくれていたので少し安心していたのですが、ある頃から支払いをされておらず、家に督促状が届くようになりました。その頃から、私は社長に、直接「お金を返してください！」と言うようになりました。督促状もですが、電話も酷かったので…。
しかし、社長が一向にちゃんと払うような素振りは見せず、私がお金に関して話をしようとすると、お店から逃げ出してどこかにいく始末。大の大人が本当に情けない姿でした。そのうち、私はストレスもかさなり精神的に病んでしまいました。最初のうちは精神科に通い、薬を飲みながら会社には通っていたのですが、とうとう限界が来て辞めることになりました。
それからです。社長が全く支払いをしなくなったのは。今までは私は会社にいて、直接請求してたので、何とかお金は返してもらえていましたが、辞めてしまってはどうしようもできません。社長は自分の都合の都合の悪いお客さんが来ると、居留守を使ったり、来そうな時間帯になると、車にのってどこかに出掛けてしまう人です。
なので、辞めてからも専務づたいに話を進めてました。私の母や、その、車屋の事をよく知っているおじさんにも事情を全て話、協力してくれる皆と専務とでで話し合いもしました。そこで、専務は泣きながら謝ってきたのですが、専務が謝った所で何も変わりません。社長は開き直って「金がないのに返せるわけがないやろ」と…呆れて言葉もでません。
私はとりあえずできることはやろう。と、ローン会社に電話を入れ事情を全て話しました。法テラスというものに電話して、弁護士に、相談もしました。しかし、答えは名前を書いてしまっているから…という理由でどうにもなりませんでした。私が払わなければいけないということです。
今年の初めに、唯一社長と対等に話ができると方に会うことができ、その方にも社長を説得してもらったのですが、話をはぶらかすばかりで、どうにもなりませんでした。結果、元々300万近くあったものは１年近くは払ってもらっていたので、だいぶ減っていたのですが、138万円を自分で返しました。
このお金は私が19歳の時未婚で子供を産み、生活苦しい中コツコツ貯めてきたお金です。それでも足りなかった分は、お父さんが亡くなった時に残してくれた遺産で賄いました。自分が情けなくて、悔しくて未だに恨みは消えません。私の他にも同じようにされ、借金を背負った方が大勢います。皆それぞれの方法でお金を返すよう、説得してますが話に応じません。
辛い思いをしてる皆を、鼻で笑い、皆から巻き上げたお金で生活している社長が憎いです。ただ、思い出してもただただ汚い感情が沸き上がるだけで、余計辛くなるので、今は終わった事だと自分を無理矢理納得させ、前を向いて明るく生活していきたいと思っているところです。
