【甘い投資話で借金100万円】自分の甘さが生んだ借入

【借金体験談】愛知県　20代後半男性　noboru_sさん

現在25歳の会社員です。私が借金をしてしまった理由は「投資案件」によるものが原因です。知人から「元金保証で150%アップの案件がある」と話を持ちかけられたのが事の発端です。投資に関しては無知でしたので、投資に詳しかった知人でつい信用してしまいその話に乗ることにしました。投資の内容は「ある有力な事業家が新しい事業を立ち上げることになったから、ビジネスに利益が出れば150％で出資者に還元する」といった内容でした。

そもそも元金保証と謳うこと自体がコンプライアンスに反するものだと後々知りました。その時点で投資に関する知識を持っていれば借金を背負うことがなかったかもしれないと後々になって思いました。投資で必要な100万円はすぐに用意できなかった為に、金融機関から借入をして捻出しました。

数ヶ月後に残ったのは100万円の借金だけ

その100万円を知人に預けた後、数ヶ月後知人から一本の電話がなりました。「事業に失敗して撤退したらしい」。この瞬間に「撤退と言って、出資者からお金を集めている仲介の人間が毟り取っているのでは？」と考えました。しかし預けた100万円は返ってくるわけでないので少し冷静になってすぐに「100万円どうやって返済しよう」と考えを切り替えました。

知人に対しては怒りの気持ちはありましたが、そこで揉めてしまうより一刻も早く金融機関から借入した100万円を返済する方法を考えました。借入は金利が非常に高く、100万円を毎月2万円ペースで返済して完了させたとしても実際はその倍の200万円近くを返済したことになります。つまり如何に金利分を無駄に返済せずに済むか実行しなければいけません。そこで考えたのが「アルバイト」でした。

知人に頼みこんで夜のBARでアルバイトすることに

会社員をしているので、すぐにお金を稼ぐにはアルバイトしか方法が見つからず、即大金を稼ぐ能力がないので致し方ありませんでした。特に誰かに相談するわけではなく、時給の高いアルバイトを手当たり次第探しました。幸いなことに、そのタイミングで知人がBARを開店することになりアルバイトを募集していました。私はその知人に事情を説明して返済し終えるまで雇ってもらう特別な雇用形態をとりました。

夜のBARなので時給は1000円と待遇は他のアルバイトより良かったので効率的でした。シフト形態は1日4時間の週4日勤務を条件に雇っていただきました。そこでひと月に7万円近くアルバイトで収入をいただくことができ、その金額は全て借金返済にあてました。単純計算すると1年近くで返済できる計算ですが、やはり金利によって苦しみました。毎月1万円近くの金利がのしかかるようなイメージでしたので返済しても少しづつ借金が増えていくような状態です。

借金を1年半で返済、今は社会勉強代であったとポジティブに捉えています

夜のBARの仕事は立ち仕事で昼間は会社員をしていたので体力的に疲れが生じて仕事に支障がでることも度々ありました。当然事務作業時は寝てしまう、会議時もよく寝ては叱られました。それでも借金返済を第一優先に考えていたのでアルバイトを辞めるつもりは一切なく、結局1年以上勤めることになりました。そのかいもあり、1年半近くで100万円+金利分も全て返済することができました。おそらく毎月2万円で返済をしていれば5〜6年近くはかかると思います。それ以降アルバイトは辞め、昼の仕事に専念することができました。

今回の借金の原因は「私の甘さ」から生まれた結果かもしれません。投資に関して無知が故に、100万円の借金を背負ってしまった形になります。それでも今では社会勉強代であったとポジティブに捉えています。もし違った形で投資の話があっても慎重に精査できますし同じ過ちを繰り返さずに済むので、現在25歳ですが早いタイミングで良い勉強ができなと感じています。借金返済は「即返済」が大切でそのための行動は惜しんではならないと思いました。