satonko

【借金体験談】福島県 30代前半女性 satonkoさん

私は34歳のパート従業員です。私が借金をしたのは10年以上前の20才の時です。私は学生時代から抜け毛に悩まされていました。しかし学生のときはお金もないですし、田舎に住んでいたため、薄毛の治療を行うような場所もなく一人で悩む日々を送っていました。高校を卒業し都会に出ることになり私は薄毛の治療をしようと決意しました。

某有名な薄毛治療のサロンに体験で行ってみたとろ非常に良かったので、次に来店したときに契約をしました。契約金は100万円くらいでしたが、当時の私は100万円も貯金がなかったため借金をすることになりました。それが私の初めてした借金でした。親に100万円借りることもできたのですが、薄毛の治療に100万円も使うと言ったら怒られそうでしたし、薄毛の治療ということ自体が恥ずかしくて言えませんでした。

借金の罪悪感で一杯でした

しかしすぐにばれてしまいました。何に使ったのかはばれませんでしたが借金の金額はばれてしまいました。私は住民票の移動をしていなかったので、契約内容が書かれた紙が実家に郵送されてしまい、それを親に見られてしまったのです。すぐに電話がかかってきて問い詰められましたが何に使ったのかは言えませんでした。そして借金は自分で払えるからと言って説得して何とか許してもらいました。

しかし借金をしたことでこんなにも親に怒られるなんて私はいけないことをした親不孝ものなのだと悲しい気持ちになったことを10年経った今でも思い出すことができるくらい罪悪感でいっぱいでした。借金はどこの会社からしたのかははっきり覚えていませんが、大阪にある会社と東京にある会社だったと思います。私は当時専門学校に通っていてアルバイトの身だったので一つの会社から100万円を借りることはできませんでした。

2社から50万円づつ計100万円の借金をしました

2つの会社から50万円ずつ借りたと記憶しています。月々1万5000円ずつで計3万円を自分のバイト代から支払いに充てていました。この3万円で何ができるだろうと毎月のように考えていました。しかし自分が選んだことなので、なるべく深く考えないように努めていました。しかし発毛サロンに通うようになって半年が過ぎましたが一向に改善されることはありませんでした。

私の努力が足りなかったのかもしれませんが、だんだんお金を払い続けることにも疲れてきて毎日暗い気持ちで過ごすようになりました。そこで私は思い切ってサロンに通うのを辞めることにしました。サロンの担当の人に行って辞めることを伝えました。すると計算をし直してくれてもしかしたら多く払っているかもしれないので借金をした片方の会社に問い合わせしてみてくださいと言われました。

私は早速電話で連絡しました。ところが帰ってきた言葉は私が一生忘れないと思うくらいとても辛いものでした。「あなたうちから借金をしていたのにお金なんて帰ってくるわけないでしょ」男の人の声で怒鳴りつけられました。私はすごく怖いなと思いました。そして借金は絶対にするものではないんだと感じました。あの時どうして親があんなに怒ったのかが理解できた気がしました。

もう2度と借金はしないと誓いました

もう2度と自分の持っていない額は使わない、借金はしないと心に決めました。それからはとても倹約家になりました。一度辛い経験をしていると人間少しのことではクヨクヨしなくなるようで、私は借金をしたことで強くなれた気がします。辛い経験でしたが、誰にも言えないようなことはしてはいけないということを知ることができました。

借金をしているだけで悪いことをしている気持ちになり、いつも後ろめたさがありました。そんな生活にはもう戻りたくありません。自分が今使える金額を把握して、それ以上どうしても必要な時はお金を貯めてから使えば借金をすることはありません。借金をしたことでいろいろなことを感じ、勉強になりました。これからも間違いを犯さないように心がけていきたいと思います。