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【借金体験談】兵庫県 30代後半男性 dragon2656さん

私は38歳の会社員です。先月ようやく10年以上借りてきたお金を完済することができました。借金のMAXは300万円ほどだったと思います。消費者金融3社から100万ずつ借りていました。どうしてそこまで借金が膨らんでしまったかと言うと、単純にまずギャンブルにはまってしまったことです。パチンコ、パチスロだったのですが、5万突っ込んで6万回収するというような、今考えてみても、かなり頭の悪い賭け方をずっとしていました。

友人と連れ打ちをすることが多く、勝っても負けても飲みに行き、勝った時はかなり派手に使っていました。当然勝ち分も飛んでしまうのですが、ギャンブルで勝ったお金はあぶく銭という感覚だったので、特に気にもしていませんでした。ただ、ギャンブルも週末だけなのでそこまで借金の金額が膨らんでいくわけではありません。借金がそこまで膨らんでしまったもう1つの理由は生活費です。

借金300万円まであっという間でした

私は仕事上かなり出張が多い仕事をしています。出張の精算は月末でまとめてということが多く、だいたい1か月の出張精算をすると30万弱ぐらいになります。まずはカードで払って、会社から精算した額を受け取ることになるのですが、カードの支払日と会社から振り込まれるタイミングがずれることが多く、本来ならば支払いに回さねばならないのに、そのまま生活費と使ってしまい、肝心のカードの払い日にお金が足りなくなっているということがしょっちゅうでした。

そうしたことの積み重ねで借金の額も膨らんでいきました。結局3社から借りていたのですが、それぞれ最初の融資額の限度は低く抑えていたにもかかわらず、一旦増額申請するとそれに慣れてしまい、300万まで行くのもあっという間でした。自分の中でこれはまずいと思っていたのですが、MAXまで借りていた時は頭の中もおかしくなっていたのか、冷静に借金の額を向き合うということを拒否していました。

会社から借りたお金で借金を返済

そこまでの状態になったのが、社会人5年目ぐらいのときでした。300万の謝金を作るのに4年ぐらいしかかからなかった計算になります。そうした状態になっても当然返済はしないといけないわけですが、毎月支払いをしても利子でほとんどとられてしまい、元本はまったく減らない状況でした。いよいよ自己破産というワードも頭の中にかすめたのですが、ネットで調べるとギャンブルが基での自己破産は認められないとあり、それは当然だと思いつつも、どうにか生活のリズムを変えるしかないと思いました。

結局返済方法は会社からお金を借りることにしました。私の会社は退職金の5割以内ならば低金利で融資してくれるとう制度があり、返済は月々の給料からの天引きになります。そうした手段があることを知らなかったので、もっとこの方法を早く知っていればと思いました。結局100万会社から借りて1社分を精算。またその借りた100万がある程度返済できた段階で100万を新たに借りて別の消費者金融から借りた分を精選。ということを3回繰り返しました。

借金の返済は厳しかった・・・

結局会社に返済するまでに6年かかりました。一括返済を消費者金融にしたときに同時に退会もしました。二度と借りれないようにするためなのですが、正直返済期間中は、給料から天引きされて、且つ残っている消費者金融には支払いをしていかねばならないので、自分の懐状況はかなり厳しい時が続きました。何度もまた消費者金融から借りようと思ったこともありましたが、ここで借りてしまうと一生返せなく、今の生活が続いてしまうと思い、それだけは絶対に避けたかったので、なんとかくいしばって返し続けました。

返済の後半部分になり、少し先も見えてきたので、そのとき付き合っていた彼女とも結婚をしました。借金の額については正直に伝えることはあえてしませんでしたが、無事ばれない間に完済できました。金融機関以外でも自分の会社のように、会社が低金利で貸し出してくれる場合もあるので、返済方法はよく考えて調べることが必要だと強く思います。