【東京都 30代前半男性 harumi1500さん】
私は34歳看護師です。私の借金の体験談をお話したいと思います。実際23歳の時です。その当時は独身で、ギャンブルも知らず、何にお金を使ったのかわからないくらい、あっという間に給料が無くなってしまっていました。
生活できなくなり、「ドリフト天国」という雑誌に載っていたキャッシングの広告が目に留まり、お金を借りる事になります。勇気を振り絞り電話すると「あなたは他にローンがあるため、お金を借りにくい状況にあります。少し上司に相談します」と言われ、折り返しを待っていました。
すると「今から言う通りにすればお金を借りられます」と言われ、某会社の自動契約機に行きました。そこで申し込みをし、50万借り入れすることが出来ました。普通であればそこで某会社と私との契約で、申し込みをした会社とは無関係なはずが、何も知らない私は、電話をし50万のうち35万は言われた振込先に振り込んでしまったのです。
3か月5万ずつ滞りなく支払いが出来れば、残りの35万はお返ししますと言われ、3ヶ月後連絡しても連絡がつかず、だまされた事に気がつきました。すでに遅しです。今でいう詐欺ですよね・・・今なら絶対おかしいと気がついたはずなのに、あの当時は周りが見えていなくて「お金、お金」で頭がよぎっていたのだと思います。
今思えば自分の給料範囲内で、生活できていたはずなのに、どうしてそんな事をしてしまったのか不思議で仕方ありません。それからといい、無人契約機でのカードローンの申し込みを安易にする事を覚え、新しく借り入れをしたアコムで足りなくなれば借り入れを繰り返したのです。
気がつけばアコムでの借り入れが300万近い借金になっていました。誰にも相談することが出来ず、アルバイトと本業をしていきましたが、結婚を機会に自己破産することを決めました。その当時の結婚相手も債務整理をしており、相談に乗ってくれたので、内心楽でした。
本当は結婚する前に自己破産しまっさらな状態にしたかったのですが、間に合わず、なかなか勇気も出ないまま時間だけが過ぎました。結局弁護士に依頼し、自己破産しました。弁護士には2度目はないですよとかなり怒られました。
簡単に自己破産というけれど、10年たった今、ローンも組めない、クレジットカードも持てない状況です。社会的に信用がない状況です。今自己破産を考えている人もいるとは思います。なるべくならしない方が私はいいと感じています。これから先の事を考えるとしばらくは、私みたいな状況に陥ってしまいますし。
お金はいくらあっても困りません。あればあるほど気持ちが大きくなります。お金はほんとにすごい力を持っていると私は思います。お金がないとちょっとした事で、いらいらしてしまいます。気持ちに余裕がないからです。お金はあればある程度の事は買えます。お金で買えないものもありますが。わたしはお金の大切さをとても感じています。
今は離婚して、再婚し、2人の子供がいますが、貯金もなく、何かあった時に、お金が出せない状況です。不安でいっぱいです。今借金があり、生活が厳しい人、そうでない人もですが、お金は大切に使ってください。お金の価値を感じて下さい。お金がない時は、お金を使わないようにしたり、要らない物は、リサイクルショップに売ったりしています。
私は家族に引け目を感じています。でもそれは仕方ない事なので、ひたすら我慢し、安定した生活が出来るよう毎日努力しています。カードローン等、インターネットでは簡単に掲載されていますが、あとあと大変な状況になります。その場しのぎ行為ですね。
多重債務だとお金が借りれないため、あやしい街金の手を出した事もありますが、申し込みをした後にキャンセルを申し込んだら、キャンセル料として職場に連絡しますと言われた事もあります。甘い話には罠があります。皆さん気をつけて下さい。