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【借金体験談】広島県 30代後半男性 ma1d3nさん

私は今年40歳になる無職の男性で、借金の額は、およそ150万と少ないですが、返済がどうにもならずにとった方法が、とても悪どいものであると、やっと気が付きました。当時様々なローン会社からの借金があった私がしたのは、とても悪いことです。

それは、同じ事業所で働くふたりの外国人の女性と、適度な仲となり、生活費を頂きながら、それを月々のスマートフォン代金や、ローン会社への返済に充てていました。生活費があるので、仕事をする必要がなくなった私は、僅かに2ヶ月ほどで会社から退職をして、他人のお金で、悠々自適な生活をおくっていました。

当時のその方はまだ職能以外の日本語がそれほどには堪能ではなく、恋愛経験も乏しかったことから、コロッと騙されてしまうような方でした。加えて、月々の給料の何割かは、国の家族の生活費に充てているような方でした。もう1人の方にしても、国の家族に生活費を充てていたようですが、農家さんであるらしく、本来であれば働き手として、家にいなければならなかったようです。しかし、お父さんが早くに亡くなったようで、そのかたが日本に来て、家にいない間は、お母さんだけで、農業を切り盛りしていたようです。

借金がみるみる減っていき罪悪感も消えていった

悪いのは、それを知っていたのにかかわらず、私はその2人から、毎月十万円ほどといったお金を、頂いて生活をしており、その期間は約1年と続きました。2人にしても、私が仕事を辞めた後、何度か会おうとしてくれていたのですが、それを面倒に思った私は、所用があるなどと理由を付けては断ることを続けていました。

加えて、私がやったことは、その方々の国の言葉を覚えて、そのうちの1人の方だけとSNSをしたことで、国を離れて働いていることから、様々な不安を抱えていることなどもあいまって、その方は私を頼りに生活費を送り続けました。

これはある種の犯罪ですが、そうしなければ、私は生活が出来なかったのです。良く言えば、ローン会社などから借金が出来なくなった私の、返済義務のない別ローン会社への借金の一本化で、勿論気は咎めましたが、何もせずとみるみる借金が減り、生活が出来ますので、そんな罪悪感などは、何時しか消えていました。

日本語を教えてお金を巻き上げたこともあった

借金の滞納が大変なことになっていた一時期などは、何か訝しんだ2人から、関係を解消したいと言われましたが、私は日本語の先生をしている。などと嘯いて、受講料として、更なるお金を巻き上げたこともあります。

僅かの間だけですが、所属していた会社にしても、その国の協会にしても、ルールから、本来であれば男の人と付き合うことは、絶対にダメであったのですが、私にしてもSNSをしておられるその方にしても、お互いがルールを守った上での付き合いをしていると思っておられたような節があり、暗黙の了解として、認めて頂けていたようですが、その方と同じ国の方が会社に言ったことをキッカケとして、大変な騒ぎとなりました。

今は貰ったお金を少しずつ返済しています

これが1人との関係であれば、おそらくはそれほどには問題にならなかったであろう。などと考えた私が甘く、何の約束もなく、単に生活費を巻き上げていたことそのものが問題となったのは当然のことでした。そんなこともあって、今では自分のやったことの愚かさに気が付き、真面目に働きながら少しずつですが頂いたお金の返済をしています。

2人から頂いたお金は、合わせると250万円を超えます。まだ全てを返し終えたわけではありませんが、これは返さなければなりません。本来であれば、借金の返済に奔走していた私のはずですが、その間は返済はおろか生活までが他人任せだったわけです。他のかたは、このような無責任極まりないことは絶対にされるべきではないと思います。