【東京都 30代後半男性 neettyさん】

私は現在35歳の会社員です。私は10年前からここ2~3年に至るまで親兄弟含め、いろいろな方からの借金をくり返し、総額700万円を超える借金をしてしまったことがあります。借金の原因はギャンブルではなく、金遣いが荒い嫁さんに捕まり、好き勝手に給料を使われてしまったことです。

嫁さんとは大学時代に知り合い、そして結婚しましたが、結婚2~3年目にしてどうも生活面での金の使い方がおかしいことに気づきました。引っ越しする時なども「前の家より豪華じゃなければ引っ越す意味がない」という発言や「給料が足りないならバイトしてでも金持って来い」などの発言に私は神経がすり減ってしまいました。いわゆる「DV嫁」であった嫁はいつしか金銭的に執着心が強くなり、私が全面的に給料袋を握るようになりました。

その頃から嫁は勝手にカードを作り、どこでもカードを切るようにんなっていきました。生活を節約することもせず、一週間のうち5日は外食し、ブランド物の洋服を買い、靴を買い、散財するようになりました。そして金が足りないと私に要求してくるのです。

気づいてみれば、700万円の借金のほとんどは生活費として消え、私の自由になるお金はほとんど残りませんでした。そんな生活に嫌気が差し始めた頃、私は両親にも200万円の借金をするようになります。総額は700万円でしたが内訳は両新への借金が200万円、カード会社の借金が500万円まで膨れ上がっていました。毎月の返済分の支払いだけで私は一杯一杯になり、返済が滞り始め、家賃や携帯料金なども延滞し始めました。

このままでは返済に難が出ると踏んだ私は、債務整理をしようと思い立ちます。幸い、知人にそういったことに詳しい弁護士さんをご存知の方がいらっしゃったので相談に行くと、すぐに手続きをしてくれました。債務整理の中でも比較的簡単に行える「個人再生」という手続きで、それを行ってもらうことにしました。

個人再生は借金額が最大5分の1ほどになる債務整理であり、それを3年かけて返していくというものです。私はその手続をしたところ、その場で借金の督促はもう止まると言われました。さらに個人再生をしたら、後の借金返済は弁護士さんへ毎月支払うことで話し合いが終わりました。

それ以降、私は毎月、返済を弁護士さんへ行っています。それとともにカード会社からの督促は一切なくなりました。そして嫁とは離婚協議中です。ただ、個人再生をすると両親への借金までもが5分の1になるため、感情という部分で両親と対立したりすることはありました。

ただそこは家族同士なので、個人再生をしても両親や兄弟への借金は全額返しますという約束をし、今ではなんとか人生の立て直しを図るために頑張って日々の仕事に励んでいます。子どもがいるので養育費の送金はありますが、それも織り込み済みで離婚はしました。借金はあと2年半ほど残っており、それが終わったら今度は親への借金生活が待っています。

私が今回の件で学んだことは、一時の感情で借金をしてはいけないということと、金銭感覚をきちんと持ち、結婚する時にも金銭感覚を持った人と一緒にならなければ、後々お金の苦労が絶えないということになってしまうのです。そして債務整理をするなら個人再生にとどめておき、自己破産はしないようにしてください。個人再生ならば会社にバレることもありませんし、官報に掲載される程度で終わります。

債務整理は3種類ある

個人再生のメリット・デメリット

一番いいのは借金を絶対にしないことと、自分の給料以上の借金をして生活を維持しないということが一番人生において、キャッシングにおいて重要だということを忘れないで下さい。それを忘れると私のように、どん詰まりの人生を送ることになってしまいますので、このスパイラルを脱するためにも決してキャッシングを甘く見ないでください。