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【借金体験談】フィリピン 40代後半男性 norideiさん

今年で50歳なる男性です。職業は会社員で情報処理関連企業で管理職をしています。はじめてクレジット会社からの融資をうけたのは今から15年くらい前で、年齢は35歳前後だったと記憶しています。当時自分が持っていたクレジットカードは80万円のキャッシングの枠がありました。借金を作ったきっかけは、生活苦です。

借金を作る数年前、自分が勤めていた会社はいわゆるITバブルの波に乗り、同世代の人たちより多額の給料をもらっていました。手取りで月収が40万円、多いときは50万円ほど収入があったと思います。今から振り返ってみると、派手な生活をしていたと思います。毎週クラブ、スナック、バーなどに通っていて、1回につき2万円から5万円ほどの支払いをしていました。いわゆる飲み代で1ヶ月10万円以上支払っていたと思います。

毎月の出費が給料と同額、貯蓄もありませんでした

また、毎日の食費も1000円以上支払っていたと思います。都内に住んでいたため、自家用車は持っていませんでしたが、毎月の出費が給料と同額か、時にはそれ以上になる月もありました。住宅はマンションの賃貸で家賃は15万円くらい支払っていました。独身で一人暮らしをしていました。今から振り返ると、当時、それくらいの手取り収入があれば、毎月20万円、うまくやりくりしさえすれば30万円くらいの貯蓄が出来たと思うのですが、自分の場合は穂トンで貯蓄が出来ていませんでした。

そんな日々が2年か3年続いたと思います。気がつくと、ITバブルは崩壊してしまい、自分の収入は人並みか、場合によってはそれ以下になってしまいました。手取り収入で30万円を切っていたと思います。しかし、自分でそれに気がつくのが遅すぎたと思います。日々の生活をするなかで、お金が足りない時にリボ払いでクレジット会社から借金をするようになりました。

リボ払いで借金の元金が雪だるま式に増えてしまい・・・

さらに、今から振り返ると、これば一番失敗だったと思うのですが、給料が振り込まれる口座と、クレジットカードの返済口座を別々にしてしまっていました。クレジットカードの返済は給料の口座から最低額を振り替えていたので、借金の返済は利息分だけをクレジットカードの返済口座に振り替えており、元金は雪だるま式に増加していきました。気がつくと、自分の借金はリボ払いの元金だけで80万円近くに膨れ上がり、もうこれ以上の融資は難しい状況まで追い込まれていました。

返済も、毎月の返済額は1万円なのですが、利息がほぼ同額に膨れ上がっていることにやっと気がつきました。これはダメだ、と一念発起し生活を切り詰めて返済をしようとしたものの、それまで5年以上続けてきた派手な生活をすぐにやめることは自分にとって難しいものでした。また、毎月の給料は手取りで20万円少々まで減少してしまっていました。マンションは家賃7万円くらいの安いところにしていたのですが、家賃7万、食費3万、その他出費10万円くらいを支払うと、手元に残るのはわずかな金額となり、借金を返済するとほとんで手元に残らない常態となっていたのでした。

借金でリボ払いはやめたほうがいい

今から思うに何で、その他出費に10万円も使ってたのだろうと不思議に思うのですが、それまで続けてきた派手な生活から抜け出せなかったのでしょう。今だとその他出費3万円くらいでやりくりできると思うのですが、当時それは自分には無理でした。それでも何とか5年くらいかけて、すべての借金を返済したのですが、今から思うと、リボ払いでの借金は絶対にやめたほうがいいと思います。

また、借金の返済に使う口座は給料が振り込まれる口座と同じにしておいて、出来るだけ早く元金を返済するようにしたほうがよかったと痛感しています。借金のため、結婚も5年くらいは遅くなったと思います。会社勤めをしている人は絶対にキャッシングでの借金はすべきではないと思います。