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【債務整理体験談】大阪府 20代後半女性 ponechanさん

私は26歳、職業教師、そして独身女性です。借金の始まりは、就職して半年、初めてのクレジットカードを作ったことでした。大人になった気分で意気揚々と手にしたクレジットカード。手持ちのお金がなくても安易にショッピングができるという便利の良さに気が緩み、次々とショッピングを続けていた。翌月請求書を見てゾッとしたこともあったが、なんとか3年ほどは返済をしていました。

しかし、教師といっても安月給。次第に返済が厳しくなってきた。そして支払いをリボ払いや分割払いに変更し、細々と返済を続けていた。そこでカードを使うことをやめれば良かったものの、その間もショッピングを続け支払い額はどんどん大きくなっていった。毎月の支払いが厳しくなり、別のカードのキャッシングに頼るようになっていきました。しかし、キャッシング枠もそれほど大きくなく、ついに消費者金融にまで手を出してしまいました。

1年間で借金は約200万円まで膨れ上がり任意整理

カードショッピングで使った支払いを消費者金融で賄い、その支払いをするために給与をほとんど使う…といった自転車操業を1年続けたが、この時点で約200万円まで借金が膨れ上がり、どうにもならない状況な陥った。これではいけないと弁護士に相談し、「任意整理」という形で3社に対し、月々4万円の支払いを4年続けることとなった。

一年も経たないうちに、再び別の法律事務所の門を叩くことに・・・

そこから真面目な返済生活が始まるはずであったが、一度ついた買い物グセは治らず、あろうことか、任意整理に含めず一枚残っていたクレジットカードでのショッピング生活が始まってしまったのでした。今思えば、自分の意志の弱さに情けない思いしかないが、その時は何の落ち目も感じずにクレジットカードでのショッピングを楽しんだ。

もちろん一括での支払いが出来なくなり、リボ払いや分割払いを利用を重ね、その結果新たな借金が約100万円出来てしまった。支払いが厳しくなると手持ちの宝石など高価そうなものを質屋に入れたり、売ったりして何とか現金を集め、任意整理の4万と、新たなショッピングの返済を続けること数ヶ月。最初の任意整理から1年も経たないうちに、再び別の法律事務所の門を叩くこととなった。全く情けない話です。

現在、月々6万6000円を返済中

この事務所で残りのカード分の借金を任意整理をし月々2万6000円を3年間で支払うこととなった。合計月々6万6000円。これが今の私が実際に返済している額です。生活にゆとりはなく切り詰める日々ですが実家暮らしということもあり、何とか返済している状況です。任意整理したことによる弊害は大きく、返済後5年はクレジットカードを作ることができない。

携帯電話の購入も分割払いできない。海外旅行もクレジットカードの提示を求められるかもしれず安易に行けない。ETCカードも作れなければ、一切のローンも組めない。債務整理(任意整理、個人再生自己破産)をした者の社会的信用は当然ながら失われるのです。しかし、それは自分の意志の弱さからきた当然の報いであり、真摯に受け止めなければならないのだと痛感しています。

借金のことが周りにばれないかヒヤヒヤしている

また、借金癖のある私のような人間は、新たな借金が作れないような状況を強制的に作らなければ改善しないのだと捉えるようにしている。私の場合、この借金物語は一切を家族、友人、その他周りの人間には秘密にしています。任意整理は、家族に知られずに債務整理できる唯一の方法です。しかし、26歳もの大人がクレジットカード一枚すら持っていないこと、また、実家暮らしであることなど、周りから疑問を持たれる機会は格段に多いです。

いつ家族にバレてしまうのだろうと、内心ヒヤヒヤしながら過ごす日々は借金を背負うこと以上に辛いものです。振り返ってみると、就職して半年、あの日クレジットカードを作った時に借金の芽に自分自身が早く気づいていたら…と情けなく思う。リボ払いや分割払いをせずに支払いができる範囲に留めておけば…消費者金融に手を出さなければ…と後悔ばかりが頭をよぎる。

新しいスタートに向けて借金返済中

しかし、この状況を作ったのは自分自身であり、その責任は自分自身で取らなければならない。この借金物語の一連で、社会の一員として生きるための規律について痛いほど学ばされた。「責任」を問われるのは自分自身なのだと肝に銘じて生きていかなければならない。今26歳。返済を終える頃に30歳を迎える。30歳からの新たなスタートに向け、借金返済期間の今がその準備期間なのです。