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【借金体験談】東京都 30代後半男性 sumatora89さん

私は都内に住む36歳サラリーマン(男性)です。普段は23区内の中小企業で営業の仕事をしています。今はこうして仕事をして月々に安定した収入を得ておりますが、私は25~26歳頃、フリーターとしてバンド活動でメジャーデビューを目指していた時期がありました。当時は大学が大阪だったこともありそのまま大阪で就職をして、それでも夢がなんとなく諦めきれず思い切って会社を辞めて、そのまま大阪で活動をしていました。

フリーターでバーテンやチラシ配りやイベントスタッフ等、色んなアルバイトをしていたのですが、それでも収入は不安定でした。またバンド活動費で継続的に出費が重なったこともあり、経済的に非常に苦しい時期が続きました。メジャーデビューを目指していたものの、アマチュアでは音楽からの収入はほぼゼロで、むしろレコーティングやCD作成には非常にお金がかかりました。

生活費の足しにカードローンで借金

私は日常生活費が回らなくなり、自宅のすぐ近くにあるカードローンの店舗に駆け込んで初めて初めて借入れの契約をしました。地元は鳥取で、当時は数年親の顔も見ていない状況。久しぶりの連絡が「お金貸して。」というのはあまりに親不孝すぎます。私はアルバイトでも契約可能ということだったのでカードローンの契約に踏み切りました。

審査自体はスムーズに進みました。店舗に駆け込んでものの1時間以内に私はカードを手に入れ、何の代償も払っていないのに手にした20万円という金額を手にしました。最初は「こんなもんか。」と感じたのを今でも覚えています。少し脱線しますがやはり簡単に手に入ったお金というのは、執着もなく簡単に出ていくというのは本当の話だと感じています。

借金なのになんだか貰った様な感じがした

借入れをしたところで「将来の自分からの借金」という感覚はほぼありません。なんだか20万円を「貰った」ような感覚がありました。実際私はカードを手にしてからは何度か快楽にまかせて風俗を利用したこともありました。さて、20万円の借入れで月々返済は1万円~1万5000円の間でした。継続して返済したことで上限額がアップしたこともあり、最終的には50万円以上の残高にはなっていました。

ただ、月々2万円以内の返済であっても、フリーターでバンド活動しているとそれでも返済が滞ることがありました。結局私は2年間くらいバンドに挑戦しましたが、もう一度社会復帰しようということで、いろんなご縁もあって東京に引っ越してまたサラリーマンとしての生活を始めました。そこから安定した収入を得るようになり、月々の返済も滞りなく行えるようになり、結局2年弱をかけて全て返済しました。

これで借金の金利から逃れられる・・・

返済は基本的に自分で働いて稼いだお金を使って返済をしていました。少し給与の良い仕事を東京に来た一番最初にさせて頂いたこともあり、割と順調に返していきました。他人に相談することはほぼありませんでした。知らせるのも恥ずかしいという気持ちもありましたし、自分の借金だから、金利を支払いながらでも自分でなんとか完済をしようという思いはありました。

こうして最終的には完済をして退会手続きまで進め、カードをハサミで切って捨てました。そのときはとてもスッキリした気持ちでした。金利地獄から逃れられる・・・。視界にかかっていた一枚のグレーのフィルターがサーっと取り払われたような、そんな感覚だったのを今でも覚えています。個人として借入れは出来れば無い方が健全だとは思います。しかし私はこの経験を通じて、お金の大事さ、1円の価値を身にしみて痛感し、自分自身が懸命に仕事をすることの大切差を学びました。

借金は計画的にするのが大切

また、人には私のように色々な事情があるでしょう。金利が少し高いとはいえ、自分でしっかり管理できるのであればこういった借入れも時には手です。信用情報などに影響することもあるとは思いますがそれも含めて自分。即日手に入れられる等、本当に即効性が効いて助かることはあると思います。是非計画的に、利用するのが良いと思います。