【栃木県 30代後半男性 yappyz131さん】
30代半ばの会社員です。キャッシングにお世話になり、長い間借金と付き合っていました。一時期は100万前後まで借金の残高が膨らみましたが、現在は家族の協力もあって完済しています。私が初めてキャッシングを利用したのは7~8年前くらいのことです。きっかけは当時はまりにはまっていたパチンコ・パチスロの軍資金にするためでした。
社会人になりたてで、パチンコは一度もそれまでやったことはなかったのですが、同僚の誘いを機にはまってしまいました。パチンコをやり始めてしばらくは一度も大当たりを引くことが出来ませんでしたが、「とりあえず当たるまでやってみよう」という気になりパチンコを続けました。
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当時はパチンコバブル期
当時はパチンコ各店で毎日のようにイベントと謳って客を煽り続けていました。「今日はこの機種が熱いですよ!」、「今日は全機種に優良台がありますよ!」、イベントやらない日はなかったんじゃないですかね。そんな中、パチンコを始めて以来通っていたお店で、看板イベントが開催されました。
私はここで一勝負と思い立って、5万円を握りしめイベント会場に向かいました。狙っていた機種に座ることが出来て、さぁやるぞ!、と諭吉さんをパチンコ台に入れていきます。・・・が、いくら入れても全く当たりません。
初めての10万円勝ちでパチンコにのめり込む
当たったことがないので、どうやれば当たるのか全く分からず(球を入れて当たっていたら勝手に数字が揃うだけなのですが)、だんだんとイライラしてきて次第に後悔の念へと変わっていきます。なんでこんなに使っちゃったんだろう、って。しかし、4人目の諭吉さんを入れた頃でしょうか、奇跡的に大当たりを引きます!この当たりでしばらく連荘し、結果10万勝ちになりました。
このとき、さっきまで思っていた「なんでこんなに使っちゃったんだろう」って気持ちは完全に吹き飛んで、高揚感に溢れていたと思います。この経験がパチンコにのめり込ませることになるのです。以来、数万円つぎ込んでもそれ以上のリターンを得れば問題ない、という思考パターンに陥ります。
申し込みをするだけで50万が使える魔法のカード
どんどんお金をつぎ込むようになりました。しかしお金をつぎ込んでそれ以上に勝つときってあまりないです。看板イベントの勝ち分もあっという間に消えていきました。新入社員の給料でパチンコに使える金額なんてたかが知れています。とある月、軍資金が切れて、「パチンコしたいなー、早く次の給料日来ないかなー」なんて思っていた私ですが、ふとしたことから「キャッシング」という存在を知ります。
当時使っていたクレジットカードからも申し込みが出来るということもあったので、借金というグレーなイメージがあまりなく、気安く申し込みをしました。審査も簡単に通りました。限度額は50万でした。これだけ限度額があれば、一杯パチンコ出来るぞ、と喜びました。「申し込みをするだけで50万を使えるなんて魔法のカードだ!」、私がバカでした。
湯水の如く、魔法のカードを使って、キャッシングを繰り返し、あっという間に限度額まで使ってしまいました。たまに勝てるから、「数万円つぎ込んでもそれ以上のリターンを得れば問題ない」、という思考パターンから抜け出せず、パチンコにのめり込んでいました。
2社目のキャシングでもあっという間に限度額に到達
そして私は2社目のキャッシングに手を出します。こちらも限度額は50万円で、限度額まで使うのもあっという間でした。計100万の借金を背負ったところで、ようやく「借金していたのだ」と自覚します。以降は、月々の支払いを行ってはパチンコをしてまた限度額に張り付いて、の繰り返しで、利子だけを払う期間がずーっと続きました。我ながらなんて愚かなことでしょう。ギャンブルで得られる高揚感、射幸性は、麻薬のように人を絡めとります。
けっきょく親に泣き付きました
キャッシングをどうにかしないように我慢し、借金残高が50万ほどになったとき、返済苦から逃れたいため、親に泣きを入れました。30代になって親に泣きを入れるのはホントみじめでした。親にお金を出してもらって、キャッシングは完済しました。今は少しづつですが、親に返しています。現在は魔法のカードとおさらばし、平穏な日々を過ごしています。パチンコもやめています。またのめり込んでしまわぬよう、そこだけは注意を払っていかねばならない、と強く思います。