takahashi_0027

【借金体験談】宮城県 20代前半男性 takahashi_0027さん

私は現在24歳の男性会社員ですが学生時代に借金でとても苦い経験をしてしまいました。学生時代はサークルなど飲み会が多くあまりお金があるという生活は送ってはいなかったのですが1度先輩に誘われてやったスロットにハマってしまいます。始めてスロットをした日はビギナーズラックなのか10万円ほど勝ちました。

今までコツコツとバイトを頑張っても10万円なんていう大金を1日で手にすることはなかったのでとても驚いて興奮したのを覚えています。今思えばそこでやめていればもっと楽な生活と誰にも迷惑をかけない生活ができていたでしょう。1日で大金を手に入れられる感覚を覚えてしまった私は先輩に誘われなくともスロットをするようになってしまいます。

朝から晩までスロット三昧

1日で大金を手に入れられるという事は1日で大金を失うという事もありました。最初の大勝ちの後どんどんと負けが多くなって行きます。気づけば最初に勝った10万円はあっという間になくなってしまいました。それでもやめられずバイト代が入ったらすぐにギャンブルという生活が続きます。さらにイベントがある日などは学校の授業を休んで朝から晩までスロットを打つという生活になってきます。

昨日の負けは今日取り返す

ここまでハマってしまうと抜け出す事は本当に難しいものです。昨日の負けは今日取り返すというような感じで一週間のほとんどをスロットで過ごしていました。そしてついには負けが続き、携帯料金や家賃すら払えなくなってしまいます。どうしようもなくなった私は消費者金融でお金を借りることにしました。

学生でもしっかりとバイトをして稼いでいれば今の消費者金融会社はお金を貸してくれます。始めは借りた分で家賃などの支払いをしてスロットはもうやめると決心していたのですが時間が空いてしまうとふらっとスロットに走ってしまいました。大勝ちすれば借りた分も全部返済出来るしそしたらスロットをやめようという考えになってきます。

気づいた時には借金が30万円になっていた

すると気づいたときは最初に設定した借り入れ限度額の10万円になってしまいました。初めてスロットをした時に勝った額が10万円でしたのでまだ取り返せると考えた私は限度額を20万円に引き上げてしまいます。その考えが続き気づいた時には借金は30万円になりました。スロットの負けが続き返済すらも危うくなってしまいます。そこでようやくスロットはやめてしっかりと返済を使用と決心する事が出来たのです。

しかし毎月の返済額が多くなり、家賃などの支払いもきつくバイトを増やしても増やしても厳しい生活は終わらず体調を崩しがちになりました。大学の授業などもお金の事ばかり考え身に入りません。そこで両親に全てを話すことにしました。もちろん怒られるという事は承知の上です。全てを話しして30万円を親から借りて、消費者金融から借りている借金は完済する事になりました。

30万円を親から借りて、消費者金融から借りている借金を完済

窓口での返済を親から義務付けられ親と一緒に返済に行きました。その時の自分の虚しさというものは今でも覚えています。親に借金を肩代わりして貰ってからはスロットは全く行っていません。ギャンブルに関するものは全てシャットアウトしています。全てを話した時の親の顔と罪悪感が今でも忘れられないからです。逆にあの時しっかりと話をしていなかったら私は今でもギャンブルを続けさらに借金が増えていたでしょう。

今はしっかり就職もして毎月親にはお金を返し続けています。あの時の事は両親はなにも言わないようになりましたが今でもギャンブルで借金をしてしまった事の罪悪感は消えません。借金は誰にもばれたくないという人が多いですがおそらく誰かに話さない限り完済する事は難しいのかもしれません。身近な人に相談して悩みを聞いてもらう事が借金返済への1番の近道なのではないかと私は思います。