【香川県 20代後半男性 elpsai56さん】
私は、自営業を営む28歳の男です。一応自営業をしているため社長にはなるのですが、収入は芳しくありません。諸々の経費を差し引いて手元に残るお金は、一般的なサラリーマンに毛が生えた程度が現実です
借金のきっかけになった出来事は数ヵ月前になります。私の趣味は車で、自分であえて言う事でもないのですが、収入に見合わない額の車を所持しています。しかし、普段は仕事名義の社用車を使っているので、自分の愛車に乗るのはたまの休みの日のみ。おかげで、所持している車の割には維持費は高くないのが現実です。
ただ、この車は中古車で購入し、その時に車検と保険を一緒に更新してしまったため、2年に一度両方の請求が重なってしまう恐怖の月があります。それが数ヵ月前になります。私もバカではありませんから、その恐怖の月に備えて前々からお金をやりくりし、両方を払っても、翌月までは生活できるだけの十分なお金は前持って用意していました。
ところが車検に出した結果、シャフトブーツが破れ、キャリパーに異常が見られるために、パッドの交換と出来ればローターも交換。その上でキャリパーのオーバーホールもしくは交換をしなければ車検に通らないと言われてしまいました。シャフトブーツの破れはともかく、キャリパー関係は痛すぎます。
詳しい金額まではわからないと言われましたが、車検代とは別に10万はかかるかも知れないと言われました。その額ならば払えない事もないのでしぶしぶ承諾し、翌月まで私はもやしだけを食べる生活を余儀なくされました。それでも大好きな車が元気になるのならと私は満足していました。
そして車検が終わり、保険も払い終えた休日。私は意気揚揚とドライブに出かけ事故を起こしました。車検から3回目の乗車の時です。不幸中の幸いは事故が単独で、私も車もそれほど大きなダメージがなかった事です。それでも、自走は不可能でしたので、車検を受けたお店に連絡し、レッカーで移動して貰う事にしました。引き取りにきた整備士の方も「ついて無さ過ぎですね…」と酷く同情してくれました。
事故の損害は保険でおりますが、生活費に余裕のない私は車両保険に入っていないため、車の修理費は全額自分で負担しなければいけません。車検の時の予備のお金は用意しても、事故を起こした時のお金は用意しておらず、私は選択に迫られました。借金して愛車を守るか、愛車の大丈夫なパーツを売って、身の丈に合った車に乗り換えるかです。
普通に考えれば、後者を選ぶべきなのでしょうが、私が選んだのは前者でした。ところがです、自営業で収入も起業歴も浅い私に降りるローンは如何わしいものしかなく、借金する事すら出来ない現状に遭遇してしました。すると見るに見かねた車屋の社長が、自社ローンを提案してくれました。内容は「月5万円、金利なし。」です。私としましては地獄に仏。喜んでその提案を受けさせてもらう事にしました。
修理費の全容はまだわかりませんが、おそらく100万ぐらいになると言っていたので、20ヵ月かけて返す予定になります。月5万円は正直厳しいですが、車があったらあったで月数万のお金は飛んで行くので、その変わりと思えば、無理はありません。むしろ車がない分、休日も内職を始めた関係上返済の時期は早まりそうです。
自社ローンについては正直良い話は聞きませんが、今のところお金を払いに行っている感じでは、問題なさそうです。前々からお世話になっていた社長なのですが、今回の件でさらに懇意になり「お金支払い終わったら、すぐにまた車検だからうちでよろしくね。多分今度は交換するパーツもないから。」とジョークをいう仲にまでなってしまいました。
今回私は車検に落ちる事までは予想できましたが、その後に事故を起こす事までは予想する事が出来ず、借金をする羽目になりました。予想しなければいけないのは、最悪のそのまた上の最悪までの様です。借金の返済が終わったら、私は事故を起こしても大丈夫なだけの貯金を作れるよう、努力していきたいと今は思っています。