kamekame

【大阪府 40代後半男性 kamekameさん】

46歳の会社員です。私はずっと長い間、借金で苦しんできました。まさか借りたときは、それがきっかけで18年間も苦しむことになるとは思ってもいませんでした。借りるきっかけになったのは失業でした。いきなり収入がなくなり、生活するのにも困る状態で、何とかしたい気持ちから消費者金融で借金することになりました。

一旦借りてしまうと、そのあとの返済は毎月くるわけで、返せないので借りて利息を払うことを繰り返し、生活費もさらに借りるわけで、あっという間に借金は膨れ上がりました。結局、増額していき、総額は300万円近かったと思います。それでも、やっと就職先が見つかって、返済ができるようになりました。毎月3万円ぐらいは最低でも返していき、かなり借金が減っていきました。

やっと一息つけると思った時に会社から解雇されることに

やっと一息つけると思った時に、また会社から事業の中断で解雇されることになります。退職金もなく、借金の返済のために貯金もありませんでした。また借金があっという間に増えていきます。そのときの不安と苦しさは、すごく辛いものがありました。それを18年の間に3回繰り返すことになります。誰かに相談できなかったのかとか、いろいろ言われそうですが、サラ金に借金があるとはなかなか言いにくいものです。それでも親類や友人から借りれるところからはお金を借りて、なんとかしようと努力はしました。

しかし、仕事がなくても生活費の他に税金も容赦なく請求が来ます。払えなければ、税金にすら滞納の利息がついてきます。役所に行くと免除もあると年金などについては言われましたが、免除してもらったあとのペナルティの方が大きいので断念しました。市民税、府民税も分割しながらも払わなければならず、国民保険もお金がいります。結局、失業保険が貰えても、こんな支払いだけで消えていっていました。

過払い金のことを調べてみると・・・

就職しては借金を払うだけの生活を続けながらも、なんとか残額が80万円ほどに来たときでした。少し気持ちにゆとりがあったこともあり、過払い金のことを調べることにしました。
かなり長い間、払い続けているし、もしかしたらという気持ちがありました。しかし、いきなり弁護士に相談に行く勇気も確証もなかったので、調べてみると支払いの履歴を取り寄せられることを知りました。

まずは履歴をみて、利息がどれくらいだったのか調べてみようと消費者金融に電話してみました。すると、「何に使われるんですか?」と聞かれたので過払い金があるか気になったのでと伝えました。そのあとに返ってきた言葉は、自分には意外すぎて驚いてしまいました。「請求しなくても、残額をゼロにできますから、そうしたらどうですか?」というものでした。

過払金請求の期間と手数料

弁護士に過払い金請求を相談して借金返済

この言葉を聞いたとき、すぐに過払い金があることがわかったので、資料を送ってもらって検討することにしました。すると、一番最初に借りたときの利息は28%と高額だったことを知って過払い金があることに確証をもちました。後日、弁護士会がおこなっている無料相談に行くことにして、過払い金を請求してもらうことにしました。

自分でも過払い金請求ならできると資料で見たりはしましたが、ちゃんと弁護士にお願いした方が確実だろうとお願いすることにしました。約9か月後に過払い金を80万円、借入の残金も無くすことができました。現在も貯金はありませんが、支払いがなくなったことで、日々の生活はかなり楽になりました。また、苦しいときに応援してくれた人にお礼を言えるのが嬉しく思えます。

今でも、あの時にネットを見て資料請求しなければ、借金の苦しみは続いていたんだろうなと思うと、行動して良かったと思います。これからは、急な事態にも対処できるように貯金もしていきたいと思います。