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【借金体験談】和歌山県 40代前半女性 inouettinさん

自営をいている45歳の女性です。5年前に私より10才もの年上の彼が自宅にはインターネットの環境にないと言うので一人暮らしの私の家に来てネットをするようになりオークションにはまり競争心が掻き立てられ次から次へと高値で入札し落札し商品は自分の家にではなく私の家に代引きで届くようにされて私が払っていました。後でまとめて支払うからと言う約束でそうすることにしたのです。

オークションで落札した金額は月に20万近くになり当時会社員として働いていた私には給料では賄えず足らずを貯金をくずしての支払いとなりました。半年経っても一向に彼は私に立て替え分を少しも返す事はなく、それでもオークションで自分の気に入った商品を落札して代引きで私が支払う形を変えることはありませんでした。私は40歳独身だったので彼と別れたくなかったので我慢してその状態を受け入れていました。

貯蓄が無くなってマチ金から100万円の借入

1年経って貯金が少なくなり直ぐ借りられるというマチ金に手を出してしまいました。会社員だったのでまた家も私の持ち家だったので借りられるのは100万で直ぐに貸してくれました。月に3万の返済でしたので楽だと思い彼も直に返してくれると信じていたので心配はせずにいました。暫くして彼がオークションは飽いてきたと言い、少しだけどと言って10万をかえしてくれ後の残りはもう少し待ってと言われ少しづつでも返してくれると安心し待ってあげる事にしました。

ところが彼は全く連絡して来なくなり電話もでなくなり逃げられたのか、音沙汰がなくなってしまいました。そして不運が度重なるもので肺の病になり仕事を辞めざるを得なくなり無職になってしまいました。3万の返済期日がきました。働いていないので返せません。返済期日が一日過ぎました。すると直ぐに金融会社から携帯に電話が入り「昨日3万の支払い日だってのですが・・・」と女性の声でした、今回待ってくださいとお願いしたら低い声の男性に電話を換られ「利子だけでも今日中に支払ってもらわないと」と言われ利子だけ支払うようにしました。

また次の月もです。期日に支払えず電話が来て、利子だけ払うのが暫くつづきましたが、無職でしたので利子も払うのが辛くなってきたのです。期日がきて金融会社からの電話にでることは怖くなって出るのもやめました。そうしていると金融会社から親展と印が押された封筒が送られて来るようになり督促状とわかったのでそれも封を開けずに捨てていました。とりあえず電話がなくなったので安心していました。

忘れかけた頃に借金の取り立てが・・・

1年ほどして夜8時くらいにインターホンを鳴らされこんな夜に誰も訪れないのにと人物を確認するとスーツ姿の見知らぬ男性が立っており怖くて居留守を使い去るのを待っていました。暫くして男性は帰った模様なので恐る恐る玄関を開け確認すると、「お支払いしてくれないので訪問させて頂きました」と書かれた封筒をポストに入っていました。今の男性が取り立ての訪問に来たのでした。

それから毎月訪問され、その度に居留守を使いびくびくしていました。また取立の訪問は午前8時から午後9時までの間にしか出来ないとネットで調べてわかったので、会社の出勤は9時だったので今までは朝8時30分に家を出ていてのですが(この頃はアルバイトが決まり10万ほどの給料での事務をするようになりました)その1時間早い7時30分に家を出るようにして、朝の訪問が許される時間には既に留守にし、夜の9時以降に家に帰ってくるようにして逃げていました。

裁判所から通知が来て弁護士に相談しました

そして家の近所の人が「この辺では見かけないスーツ姿の男性が来てあなたの事を色々尋ねられたわ」と私に借金問題かとまでは聞かれはしなかったけれど雰囲気的にそう聞かれているように感じ不審に思われているなとも感じ取れました。そして私は「ここに居られないな」と思えて段々と精神的に辛くなってきました。それが取立屋の狙いだったのだろうと思います。だけどない袖は振れなかったので“もうここまで来たら開き直ろう”と支払えないから仕方がないと、取り立てに来られても出ない、近所の人にどう思われてもいいやと普段通りにしているようにしました。

そしたら今度は訪問がなくなり、郵便で裁判所からの通知が来るようになり、金融会社が支払わないので裁判をおこしたというものでした。とうとうここまで来たかと困り果てたのですが、ネットを調べて司法書士や弁護士に相談できることを知り、司法書士に相談することにしました。司法書士の先生が金融会社に毎月返済するので利子をなくしてもらうように話をつけてくださり今現在も毎月2万を利子なしで払っています。