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【債務整理体験談】神奈川県 40代後半男性 kanoesysさん

わたしは、2007年に自己破産を経験しました。いまでは、自己破産から8年が経過してブラックリストからも外れた(正確には外れたのは7年で外れるひとつだけで、もうひとつは10年で消されるものが残っていると思われます)ので、とりあえずクレジットカードが作れたり、消費者金融からもお金が借りることが出来たりしています。とりあえず、わたしが自己破産に至った経緯を書かせていただこうと思います。わたしは、現在49才の会社員、男性です。自己破産したのは8年前の2007年、41才の時でした。

借金をし始めたのは、前回の結婚生活の際でした。わたしは、27歳の時に3歳年下の女性と結婚しました。その女性は、わたしの働いていた会社の社長の娘だったのですが、恋愛結婚の末1年間の交際を経て結婚しました。最初は、元妻も同じ職場で働いていてふたり合わせればそこそこ収入があったわけですが、その元妻は仕事が忙しいことを理由にしてまったく家事をしませんでした。

専業主婦になった妻はカードで浪費しまくり・・・

それで、結婚してから3年ほど経って、収入はわたしの分だけでも生活できないわけではないと思われたので仕事を辞めて、家に入って家事をしてわたしを支えて欲しいとお願いしました。しかし、それが自己破産へのスタートでした。けっきょく、元妻は仕事やめても結局家事は一切しませんでした。それどころか、日中は外に遊びに行きまくってカードで買い物したりうまいもの食ったりと浪費しまくっていました。

もう、そのころにはわたしと嫁との関係は冷え切っていましたので、ほとんど家庭内別居の感じで好きにさせていました。ところが、それが甘かったのです。2年ほど経ってから話があると言われて、離婚でもしてくれと言ってくるかと思ったのですが、そういうことではありませんでした。嫁は、わたし名義のカードとその家族カードを作りまくって、それを利用して借金が膨れあがっていたのです。

給料だけではやっていけなくてクレジットカードで借金

それで、わたしの給料だけではやっていけなくなり、カードで借金をして返済していたのですがもうどこからも借りられなくなり、新規のカードも作ることが出来なくなってその額はクレジットカード5枚で300万円ほどになっていました。わたしは、親からお金を借りることを提案したのですが、それはできないの一点張りでした。そこで、しかたなくわたしが消費者金融からおまとめローンとしてお金を借りてすべて返済することにしました。

ところが、当初は200万円ほどしか借りることが出来ず、200万円をまとめました。その後、きちんとまとめて返済してたことと、おまとめローン滞りなく借り入れ分の返済をしていたこと評価されたのか3ヶ月後くらいにさらに100万円貸すことが出来ますとの話を消費者金融からいただき100万円を追加で借りることが出来、これですべてまとめられると思っていました。

妻の浮気と残った借金600万円

ところが、元妻はその100万円を返済せずになにか別のことに使ってしまったのです。後に元妻が不倫していたこともわかり、離婚することにしました。この時点で、わたしにはおまとめローン300万+元々の借金100万円=400万円の借金が残りました。

そして、さらに恐ろしいことにわたしは、元妻の両親の持ち家を借りて住んでいたのですが、元妻は賃貸料を一切払っていなかったとのことで、それは借り主であるわたしの責任であると言うことで未払分200万円を請求されました。めんどくさかったので、分割で払う約束をして合計600万円の借金を抱えて結婚10年でわたしは独り身になりました。

借金が返済できなくて自己破産することに

当初は、返済は毎月6万円ほどで問題なく返済できていたのですが、元妻の実家との縁を早く切りたかったので分割返済額が1年ごとに増えていく約束になっていて離婚後3年後には毎月10万以上返さなければならなくなっていて、全然、自分の借金ではないのにコツコツとれ以上返済するのが嫌になってしまいました。弁護士事務所に相談したところ、自己破産することが十分可能な金額であるし、とくに資産などもないということで自己破産を選択しました。

自己破産後は、一気に500万円以上の借金がなくなったのでもちろん楽にはなりましたが、クレジットカードも作れず不便だなと思うことはありました。そんなこんなで、今日に至っております。以上が、わたしが借金を抱えてから自己破産に至るまでのお話でした。