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【借金体験談】大阪府 20代後半女性 mikakoooさん
私は、当時23歳の時に某金融機関から50万円程の借金をしました。もともと私の親に借金癖があり、キャッシング、リボ払い、カードローン…。我が家は返済のために別の金融機関から新たにお金を借りてはやり過ごす、といった生活をしていました。
私の両親(特に家計を管理していた母)は、お金がないからといって特に節約生活をするわけでもなく、収入が少なくなったからといって生活レベルを下げることもせず「足りないなら借りるしかない!!」という考えの人で、欲しいものややりたいことはそこまで我慢もせずにしていたんだと思います。そんな生活を続けていた結果、ついに返済に行き詰まった母がその手助けをしてほしいと私にまで借金をするよう頼んできました。初めてそれを言われたのが、私が20歳を過ぎた頃でした。
母親に私名義でお金を借りてほしいと言われた
もともと高校生の時にアルバイトを始めてからは、毎月少しずつでもお金を家庭に入れてきました。たまに、私が稼いで貯めたアルバイト代からまとまった額を貸してほしいと言われる時もありました。そのおかげで私は社会人になってからも貯金はゼロでした。
ですが、さすがに成人になった娘に借金をしてまで家にお金を入れろと言うとは思っておらず、その時はかなりのショックを受けました…。もちろん反対もし抵抗もして、毎日大喧嘩になりながらも話し合った結果、私の名義でお金を借りて母が毎月返済するなどの管理をすることになりました。
実際のところ、まだ社会人として働きだして間もなく年収も低かったため、当時の審査では通らず借り入れすることは出来ませんでしたが、それから毎年のように母は私に借り入れ審査を受けるよう頼んできました。
社会人5年目で50万円の借金
そして、社会人になり5年目の年に50万円の借り入れが可能になり、若くして借金をすることになりました。その時私は実家を既に出て別の場所に住んでいたため、返済時に必要なカードなどは母に預け、いわゆる【名義貸し】状態となったのです。
それから約2年後、私は仕事を転職することになりました。職場が変わり間もない頃、事件は起きまそのときhる日、見知らぬ番号から私の携帯に着信がありました。その時は仕事中で出ることもできず、かけ直しもしなかったのですが、後日同じ番号から留守番電話が録音されており確認してみると、借り入れをした金融機関から今月の返済がまだ出来ていないということと、その連絡を携帯が繋がらなかったため会社(元職場)にもしたが、私が退職していたのでその登録変更手続きをするように、という内容でした。
慌てて管理を任せていた母に連絡をして確認したところ、うっかりその月は入金を済ましたつもりでいたようで、忘れていたそうです。すぐに入金をしに行ってもらい私から金融機関に連絡を入れましたが、元職場にも迷惑をかけてしまい、私にも延滞歴が残ることとなり、返済管理を全て任せていた母を信頼していたのが間違っていたと、とても反省しました。
返済状況を確認すると借り入れが増えていた
この事がきっかけで、残りの残高などの返済状況を詳しく聞いてみると、驚くことに借り入れした50万円よりも10万円以上も額が増えていました。毎月少額ずつしか返済していなかったために、利息分+αぐらいしか払えていない状況だったからだということと、新たに借り入れ可能額が増えていたのを知り、定期的に私には連絡せず借り入れしていたようです。
本当に母に管理を任せていたことをすごく後悔しました…。しかも、私はその時婚約をしていて、既に同棲している相手がいたので、嫌われる覚悟でとりあえず婚約者に全てを話し相談しました。実家の金銭事情の事は、お付き合い当初から相談にのってもらっていたので、婚約者はありがたいことにすぐに理解をしてくれて、私の名義で借りているお金は入籍後に全て彼が貯めていた貯金から払うこととなりました。
両親からはまだ返済してもらっていません…
それから更に2年が過ぎましたが、私の両親には少しずつでもあの時のお金を返してほしいと頼んでいますが、なかなか他にも借金があるようで返ってきません。
詳しいことはわかりませんが、債務整理をして少しは落ち着いたのか、「来年からは少しずつ返すから」と口では言っていますが、あまり信用していません。もう60代半ばのこんな両親をみていると、これから先の老後がとても不安です。まだ30前の私も、いつ何が起きてもいいように、今から老後のためにお金を貯めていきたいと思います。