Contents
【債務整理体験談】東京都 30代後半女性 aquos_brack_d_d2038さん
私は現在37歳の契約社員です。借金の金額はハッキリは覚えていないが、300万円以上でした。返済方法は債務整理です。私が消費者金融を初めて利用したのは二十歳の時でした。その頃はダンスをやっており、舞台やイベントで踊っていました。
その舞台仲間に消費者金融からお金を借りるのがやめられないと言う先輩がいて、話を聞くと簡単にお金が借りれると知りました。本当にそんなに簡単なのか?確かめたいのと興味本意で消費者金融に足を運びました。その時は人に見られたくなかったので、無人契約機で契約をしました。
簡単にお金を借りれてびっくりした
あまり覚えていないが、すごくドキドキしたことを覚えています。そして、簡単にお金が借りれたことに驚きまきた。それからというもの、独り暮らしで生活費が足りなくなれば借りに行き、節約もできずに飲み会に行きたい気持ちで借りに行き、欲しい服があれば自分お金だと思ってバンバン使ってしまいました。
気付けばあっという間に限度額に到達していまい、また別の消費者金融に足を運びお金を借りるという生活パターンになっていました。四年後には4つの消費者金融から借りていました。
借金返済の為に水商売を始めたのだけれど・・・
こんな生活ではいけないと思い、借金を返済することに集中したいと思いつつ、お金がなくなると人目を気にして消費者金融のATMにいってしまうという日々の繰り返しでした。借金を返済したい気持ちが強いのに返せなかったのです。本気で返済しようと思い、決心をして水商売を始めました。
しかし、お金が入れば使うという性格だったので、毎月50万以上貰っても足りず、やっぱり消費者金融に行ってしまいました。気付けば3年経っていました。借金を返すところが借金が増えました。
弁護士に相談して債務整理に
もう自分の力では何をやっても返せないと感じ、弁護士事務所に相談に行きました。そこで勧められたのが債務整理でした。そして、家族には知られないように手続きをするので、きちんと毎月返済額を守ること。そして、目の前で消費者金融のカードを捨ててくださいと言われ、目の前でカードを真っ二つにハサミで切られました。そのカードが切られた瞬間、なんか諦めがつきました。もう身の丈に合わない生活はやめようと。
しかし、独り暮らしをしたての頃から消費者金融でお金を借りていたので自分の身の丈などわかりませんでした。なので、まず始めたのは、家計簿です。家計簿を付けるようになるとお金の流れが見えてきて、お給料でどうにか生活できるようになりました。
それから、お金の稼ぎ方も気にするようになりました。水商売のように人の欲望をそそってお金をもらっていたから、私欲に満ちていったのかもしれないと思い、水商売を辞め手に職を付けようと思い、ヨガの講師とマッサージの資格を取りました。しかし、ヨガとマッサージでは生活費と返済で精一杯です。何か急な出費が発生したら対応できないと思いました。そこで始めて、真面目に働こうと思いました。
二十歳の頃の借金がここまで人生を苦しめるとは思わなかった
それまでの私は、お金持ちになるのが夢でいつか叶うと信じていました。そして、いつかお金ができてなんとか返せるだろうと、心のどこかで思っていました。でも現実はそうではないことを痛感し、就職活動を開始しました。その時は既に31歳でした。
無事に就職も決まり、毎月安定した収入が得られました。そして、借金返済を決意した私は実家に帰り、家賃を節約することにしました。すると、水商売をしていた頃の月収50万円の半分以下の給料でも返済、貯金、生活費が賄えるようになりました。
そして、節約や貯金が板に付いてきた32歳の頃には毎月10万円以上入金し、繰り越し返済を続け、33歳で晴れて借金全額返済できました。二十歳の頃、軽い気持ちで足を運んだ消費者金融の無人契約機でしたが、その後の人生をここまで苦しめるとは思ってもいませんでした。