summy

【借金体験談】東京都 30代前半男性 summyさん

私は都内に住む30歳男性会社員です。普段は港区の中小企業で営業をしています。大学時代を大阪で過ごしそのまま大阪で新卒入社をしましたが、その後一度会社員からは離れ、派遣社員やフリーターとしてアルバイトをしていた時期もありました。そのときは収入的にも不安定な時期があったため、人から借りたり消費者金融から借りたりしました。その中で、印象深いものをいくつかご紹介させて頂きます。

初めての借入れ

派遣社員時代に突入する際、私は引っ越しをしました。元々新卒の会社の寮に住んでいたのでそこから出る必要があったのです。その際、それまでに貯金しておきた少ない資金を全て引っ越しに使い、何とか引っ越しをしたのですが、その後派遣社員で収入が減ったこともあり、生活費が回らなくなって私は初めて自宅の近くの消費者金融の店舗に足を運びました。とても不安だったのですが、店舗は意外にキレイで心地よかったです。

もっと汚い、怖い場所かとイメージしていたのですが(闇金のイメージもあったのでしょう)、それとは全く異なり、通常の金融機関という印象を受けました。初めて手続きを進めていったのですが、音声担当者様もとても親切丁寧。わかりやすくスムーズに手続きを進めて頂きました。派遣だったこともあり、「審査」は少し怖かったです。通らなければ借入れすることが出来ませんから、「通るかな・・」という不安は強かったです。

審査通過の際はかなりほっとしたのを覚えています。店舗に足を運んでものの1時間でカード入手。「こんなもんか。」とあっけにとられるくらい簡単に20万円ローンを手にしました。これが初めての私の借金体験でした。初めて借入れてからというもの、単純にアルバイトで収入が少ないことで生活費、それから当時頑張っていたバンドに関する経費が原因で、私は2社、3社と借入先を増やしていきました。

借金地獄~会社員へ復帰

借金で借金を返す、という悪循環に回ってしまい、何度も滞納を繰り返しました。金融機関から実家の両親へ連絡がいってしまったこともあり、親子間の信頼関係にも影響を及ぼすほど、苦しい状況になりました。金額は最終的に150万円以上となっていました。その後、人との出会いもきっかけとなって一度東京で働こうとなり、会社員に復帰をして安定的に収入を得るようになり、残高の少ないものからひとつずつ返済を完了させていきました。火車が沈下した、といった感覚でした。

借金が2社ほどにまとまった際、たまたま借入れていた1社よりおまとめの案内をしてもらい、最終的に100万円強ほどのおまとめローンに借り換えて月々の借金額も金利も減り、収入に対する返済費がほぼ影響ない程度となりました。このあたりに来ると、店舗に入ることもほぼなくなったためセルフイメージが悪化していたのもかなり改善されていきました。

彼女からの提案~全金額の返済

複数社から借入れをする、複数社に借金を返済する、というのは、その金額を越えて精神的にとてもストレスフルなことなのだということをこの頃体感しました。その後、東京で同棲した彼女に、ひょんなことから借金を暴露したことがありました。自分で返し続けるつもりだったし、僕の責任を彼女に肩代わりしてもらうなど1ミリも考えていませんでした。

彼女から、「私名義で蓄えてた株の資産がある。おそらく100万ちょっとになる。それを換金して、返済にあててはどうだ。」との提案をしてもらいました。一度全額返金することで、金利分の支払いは不要となる。その分を結婚資金にあてないかと。この時の申し訳なさは一生忘れません。

借金でお金の大事さ、人への感謝を学んだ

私は彼女の力を借りることで、おまとめローン100万円強を全て返済し、カード解約に至りました。そして彼女には、2人で取り決めた金額を月々返済する約束を交わしました。以上、私はこれまでさまざまな企業、個人の力添えのおかげでこうして生活できています。借金はお金の大事さ、人への感謝を教えてくれました。