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任意整理をお考えの方にとって、任意整理をすると一体自分の生活で具体的にどんな影響があるのか不安に思う人も多いのではないでしょうか?今回は任意整理を行った後の生活に関する体験談をお話しします。

借金返済に追われた日々が変わる

任意整理をする前までは、各カードローン会社に対して、次の返済をどうしようとかといった悩みがつきませんでした。常に借金返済に追われた日常を送っていました。実際に、カードローン会社からの借金は返済しても返済しても、大きく減っていきません。それどころか、生活が苦しくなって再度借り入れをしてしまうといった悪循環に陥っていました。こうなってしまっては、自分が何のために働いているのかが分からなくなってしまいます。そして、任意整理をする事で、大きく変わった点は借金返済に追われる日々が一次的にストップすることによる安堵感を得られるという事です。何よりもまず、これが一番心の不安を取り除いてくれるものになります。月々の返済を考えて行動する必要がなくなりますので、生活にも心にも若干のゆとりが生まれます。

任意整理前後での生活は大きく変わりません

では、債務整理を行った後の生活は具体的にどう変化するでしょうか?任意整理をすると何となく普通の生活よりも節約した生活を強いられると思われる方がいるかもしれません。好きなものも買えず、欲しい物も我慢しなければならない…という風になるのかと言いますと、そんな事態にはなりません。当然ですが、月々の返済金額は収入面から取り置いて返済に充てる必要がありますが、それ以外の使用用途は自由です。債権者と和解した金額を毎月しっかりと返済していけば、あなたに束縛はありません。

現金主義にならなければならない

債務整理をした人は、これまでクレジットカードやカードローンを利用して生活をしていた人が多いと思います。債務整理後5年間は、クレジットカードや新規カードローンが作れません。ですので、完全現金主義になる必要が出てきます。ただ、通常の生活においては差し当たって不都合はないと思います。例えば、イベントなどの幹事になり、代表で精算を行わなければならない時や、大型の家電製品等を購入する場合など、まとまった金額が発生する時に不便さを感じるでしょう。もう一つ、携帯電話購入時の機種代。これも分割払いでの購入は出来なくなります。一括現金精算の必要が出てきます。様々な面でカードが使えない不便さを感じる事にはなりますが、それでも生活する上で大きく不便さを感じないと思います。

もしもの時に必要なお金に対する不安は残る

任意整理を行って借金に対する経済的、精神的負荷は軽くなりました。この面については、大変助かっておりますが、その反面、一時的にまとまったお金が必要になった場合の不安は拭えません。カードも使えない不安は、普段の生活の中で若干あります。怪我、病気、入院などといったどうしても突発的にお金が必要になる事が出てきた場合、現金以外によりどころがなくなるという面では生活面での不安はあります。

それでも、やはり任意整理を行ってよかったと感じています。任意整理を行う事で、生活面にそれほど大きな影響が出ませんし、経済的、精神的負荷は軽くなります。色々な面から見た場合、メリットは多く、デメリットが少ないのが任意整理でしょう。

多重債務に陥ってしまっている人は、悩んでいるよりもまず、債務整理を行う事を考えて下さい。今その状況を打開出来るだけの現金を用意出来るのであれば話しは別ですが、そうでない限りは、いち早く弁護士(司法書士)に相談し、今の状況を解決する事が先決です。