[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”kuzuo.jpg” name=”パチンコが好きな屑男くん”] 先生!昨日大負けして先週の勝ちが無くなっちゃった 。でもすぐ一発当てて取り返します!結構いいリーチ来てたんだけどな。。。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”masuo.jpg” name=”弁護士の増尾先生”] 屑男くん。ほどほどにしないと借金が増えますよ。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”kuzuo.jpg” name=”パチンコが好きな屑男くん”] もう十分返済が厳しいです(T_T)でも止められないんですよね。休みの日の前とかソワソワして眠れません。キュイーン!とかハンパないでしょ♪[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”masuo.jpg” name=”弁護士の増尾先生”] 屑男くん。ギャンブルは「ギャンブル依存症」っていう病気なんですよ。私も昔ギャンブルで借金を作った経験が有るのでわかりますけどね。[/speech_bubble]

最初は遊び程度のギャンブルが、気づけば多額の借金に膨れ上がり、とうとう返済が苦しくなった。これは借金を多く抱える人に見られるパターンです。私の場合は債務整理を行い、借金を整理しました。今回はギャンブルが原因で多額の借金を作ってしまい、どうしようもなくなった人にアドバイスをさせて頂きます。

ギャンブルの借金は自己の管理の甘さからくるものだから、債務整理のような手段が取れるのか?と思われる方もいると思います。債務整理は、ギャンブルにより負債を抱えてしまった方でも実施できます。

債務整理とは?

ギャンブルが原因で借金が多額になり、返済が不可能になってしまった人は、どうすればよいのでしょうか。その手段の一つに、債務整理という方法があります。債務整理とは、文字通り現在の自分の債務を整理する(軽減する)方法です。この債務整理には主に、3つの手段があります。

これらの手段を実施する事で、あなたの借金問題を解決する事が出来ます。これらの手段は、弁護士や司法書士の力を借りて行う事が出来ます。

ギャンブルの借金は債務整理出来る!

現代では、ギャンブルに嵌って借金地獄に陥ってしまう人をギャンブル依存症という一つの病気として捉えられる事が多くなってきました。ギャンブル依存は病気という解釈をされ、それが元で作った借金の整理だと理解されるので債務整理を行うことができます。

では、任意整理、個人再生、自己破産のどの手段があなたにとって適当なのでしょうか?それは、弁護士や司法書士(司法書士は借金総額130万円までの任意整理なら対応可能)が決める事になりますので、じっくりと相談してみる事でしょう。基本的にあなたの借金総額と収入のバランスにより、取り得る手段が変わりますが、一つの目安として次の様な事が言えます。

・借金総額が150万円程度までなら任意整理
・借金総額が150万円~500万円程度までなら個人再生
・借金総額が500万円を超えているのであれば自己破産

という形になるでしょう。なぜなら、

・任意整理:これから発生する利息分をカットし、今の借入金額を分割して3年返済する。
 (返済金額に大きな減額は無し)
・個人再生:返済金額を100万円か、あるいは借金総額の1/5まで減額する事が出来る。
・自己破産:借金全額を無しにする事が出来ます

債務整理をすると誰かにばれる?

債務整理をする事で、誰かにばれたり、会社で不利な扱いを受けるのではと心配して債務整理に踏み切れない人も多いと思います。この点は大丈夫です。任意整理では会社はおろか、家族にも内緒で行う事が出来ます。個人再生や自己破産の場合は、会社から何かしら借入をしていない限りはばれる事はありません。

また、仮にばれたとしても、その事で会社から不利な扱いは受ける事はありません。但し、自己破産の場合は一定期間ある種の職業に就けなくというリスクはあります。それが、弁護士や官公庁などの公職です。その様な人は、債務整理をする上で注意が必要ですが、それ以外の人は、不利な扱いを受ける事はまずありません。

債務整理をする事によるデメリット

借金を軽減出来る債務整理ですが、いい事ばかりではありません。当然、債務整理をする事による代償はあります。この辺は「任意整理のメリット・デメリット」、「個人再生のメリット・デメリット」、「自己破産のメリット・デメリット」という記事の中で詳しく書いていますが、代表的なデメリットを挙げるとすれば、次の2点です。

・新規にクレジットカードやローンが組めなくなる(5~10年間)
・家財や自家用車など、高価で換価出来るものは売却する必要がある

クレジットカードやローンが新規に組めなくなるので、生活をする上でやや不便になる事もあります。債務整理は、基本的に現金で生活していき、今の生活習慣を改善するという意図もあります。

ギャンブル依存から抜け出そう

債務整理をして、借金問題を解決したとしても、肝心なのはあなたのギャンブル癖が治るかどうかという点が一番大きな問題でしょう。残念ながら一度でも借金をした人は、借金癖がついてしまいます。折角債務整理をしても、また借入をしてしまっては意味がありません。債務整理を行うと同時に、ギャンブル依存を病気であると自覚して治療・克服する事が最も大切な事です。