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【借金体験談】北海道 30代前半男性 sunderbirdさん
私は借金をしたことがあります。大学に入り、卒業するまでずっと借金をしていました。卒業後に返済すると言う事でした。しかし、いくら無利子とは言えども自分の力だけではどうにもこうにもならなかったことも事実です。
私は北海道の公立の大学に通っておりました。派手な遊びとかそういう事は一切しなかったのですが、両親の収入があまり多くなかったと言う事でお金を借りて大学へ行き、それから4年間できっちり卒業し、就職が決まっていましたので必死で頑張りました。
でも、自分にとって運が悪かったのは「外国為替証拠金取引仲介業」(通称:FX取引会社)関係に3社就職したのですが、そのどれもが会社倒産による離職(簡単に言えば会社都合によるクビ)という状態を3社すべてで経験してしまったと言う事です。
会社をクビになって鬱状態に・・・
そして何より問題になったのは私が鬱になってしまった事でした。それまでの生活から一気に危険な妄想などが症状として出始め、ついに入院という事態にまでなってしまったのです。入院費は父が僕の共済をかけてくれていた事で親に頼み、了承してくれていましたが、思想もネガティブになり、なかなか良くならずに、長期間入院していました。その為借金の返済が生活ギリギリという状況にも陥りました。
ただ、繰り返しになりますが父が僕にかけてくれていた共済が下りると言う事で、入院費の支払いをお願いし、渋々ながらそのことを了解し、入院費は自腹を切らずに済みました。そのお蔭でそこからの人生が少しづつポジティブな生活になっていき、かなりの期間入院しましたが、何とか退院できました。
「アスペルガー症候群」と言う事が発覚
しかし、鬱になったのち「アスペルガー症候群」という傷害を負っていると言う事が発覚し、さらに「双極性障害」という傷害まで負っていることがわかってしまったのです。アスペルガー症候群とは興味を持ったこと、好きな事に対してはかなりの成績を残せるのですが、その持てる興味とか、趣味、仕事などのマッチするのが極端に狭いと言う事で、仕事がそれに対するミスマッチが起こりなかなかうまくいく仕事というものがありませんでした。
それで借金を返すのもなかなかスムーズにはいかないという事になってしまいました。双極性障害とはものすごく簡単に言うと「躁うつ傷害」のもっと重い状態と考えて頂ければ結構です。ハイテンションになる時はハイテンションが続くために、とことんやりたいこと、やるべきことなどが一気にやろうとしてブレーキをかけずに車を運転するみたいなもの凄くいい気分でもいられます。ただ、逆に気分が落ち込んでしまうととことんネガティブになってしまうという症状を起こします。その為、入院ギリギリと言う事もありましたし、再入院と言う事も起こりました。
両親が残っている借金を一括で払ってくれることに
こんな状態ですからついに私の両親がしびれを切らし、僕の大学時代に作ってしまった借金を私の両親が残っている借金を一括で払ってくれることになりました。これでひとまず、借金からは解放されました。その後、私は個人事業主をやっており、何とか生活できるくらいまで持っていくことに成功しました。
しかし、固定資産や、取引のあった銀行に預けていた定期預金などがあり、何とかうまくいっていたのですが、ある時、流動資産が一時的に少なくなり、いろいろ考えたのですが、所有していた固定資産や定期預金を担保に借金をすることになってしまいました。
借金には十分気を付けてください
本当な考え抜いたあげくでした。私自身大学の時の借金を両親に払ってもらい、その時から借金というものが嫌いになっていましたから、できる事なら借りたくない。でもそれ以外に流動資産を維持し続ける方法は今の私にはとても無理な話だという結論に達し、借金することになりました。
しかし、その後は流動資産が戻って来たことなどで借金はきれいさっぱり返せました。今は借入金ゼロという状態です。皆さんも借金には十分気を付けてください。