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【借金体験談】神奈川県 30代前半男性 gmsniperさん
私は30代の男性会社員で、転職活動をしているときに借金をすることになりました。ギャンブルや身の丈に合わない買い物は一切しないでおこうと自分の中でルールをしっかり決めており、転職前にはお金を借りることになるとは思ってもいませんでした。
人からも堅実な生活をしている方だと言われていたので、こういうことで悩むことはあり得ないと思っていたのですが、思わぬ計算違いでお金がとにかく足りず、非常に厳しい環境に置かれていました。というのも退職金が想定していたものと全く金額が違うかったのとなかなか転職先が見つからなかったのです。
軽い気持ちでカードローンを使ったのが始まり
自分の頭の中ではお金を借りることくらいそんなに怖いことでないと思い直して、転職活動をする前に万が一のためにという軽い気持ちでカードローンを通しておきました。どうしても生活費が足りなくなった時にだけ使わせてもらおうと思って用意をしていたのです。しかし、そういうお金があれば人間使ってしまうものです。
なかなか転職活動がうまく行かないストレスもあって、貯金を大きく超えるような出費を続けてしまい、カードローンを使うことになりました。結果的にはなんとか転職先も見つかって、返済できずに破産するなんていう事態はひとまず避けることができたのですが、そこからが悩みの始まりになりました。
朝起きて最初に考えるのが返済日のこと
朝一番に起きてまず考えるのがその日が返済日かどうかということです。いくら働き始めたからといっても新生活のために必要なものを買い揃えたり、引っ越し資金などでお金はとにかく必要で、カードローンの返済に回す余力がほとんどありませんでした。とにかく支払いに回すべきものはどれかを考えながら自分で現金の流れを図にしたりしてカツカツの生活を送っていました。
クレジットカードなどを活用して支払いの後ろだおしなどもやっていましたがそれでも月によってはそのカードの支払いと相まって月々のお金がほとんどないなんてことが起こりました。ご飯を食べるのにも事欠いて、お昼ごはんはほとんどパン一つ、夜ご飯も自炊でなんとか安い食材を組み合わせてお腹を満たす始末でした。
とにかくお金がないというのは悩ましいもので、仕事中もふと集中力が途切れた時にお金のことを考えていました。来週末にカードローンの支払日があるのに口座にはその支払いぎりぎりくらいのお金しか残っていない、現金の手持ちも底をつきかけていて、なおかつ給料の振り込み日ももう少し先、なんていう時は他のカードローンを使うことも視野に入りました。しかしそうするともっと生活が苦しくなるのも目に見えてわかっていたのでぐっと我慢してなんとか支払いを後回しにできるものが何かないか探して回りました。
お金がないので付き合いも断ることが多くなった
友人付き合いもほとんど断るようになって、飲み会に顔を出したり友達からの誘いがあっても理由をむりやりつけて断っていました。さすがにそうすると周りからは人望もなくなり、転職して直ぐなこともあって都会で孤独を味わうことになりました。
未だにカードローンの支払い残高は残っており、一年では返済しきれませんでした。利息の支払いは無駄なこととわかっていても追加で前倒しして返済するなんてまだまだできそうにありません。一時期よりは楽になりましたが、それでも夢で支払日に口座にお金がないことを思い出して焦って目が覚めることもあります。
一時で壊してしまった友人関係は未だに修復できず、そこも悩みの一つですね。お金を借りること自体は悪くないでしょうが、まずそれ以前の計画性がなければきっと後悔する結果になるとしっかり考えていなければなりませんでした。ようやくそれを今更ながら理解でき、他の人にもそれを伝えたいと思っています。