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【借金体験談】埼玉県 40代後半男性 barcaさん

所謂キャッシングで借金をし始めたのは、二人の子供が4歳と2歳になった頃、今から10年ほど前のことになります。4歳というと丁度幼稚園に入園する歳で、お金が掛かる様になる頃です。それ以前から、妻は2人の子供たちへブランド物の子供服を着させるのが趣味のような感じで、よくデパートの子供服売り場へ出掛けては、お揃いの子供服を1着、2着と買い続けていました。

家庭の経済状況をあまり把握していなかった私が悪いのは認めますが、毎回クレジットカードで買い物をしていても、返済は問題なく出来ているのだろうと心配することもなかったのです。しかし、現実は違いました。クレジットカードの利用残高が膨れ上がり、毎月の返済、ボーナス時の返済にお金が不足するようになっていたのです。妻は私に内緒で、私のクレジットカードのキャッシング枠を利用したキャッシングをして、その返済に充てるようになっていたのです。

クレジットカードでの借り入れが500万円近い金額に

1枚のクレジットカードのキャッシング枠では足りなくなり、クレジットカードの買い物利用分の返済、キャッシング枠分の返済の為に、更に複数のクレジットカードで、同様なことが行われていました。その事実を妻から告白された時には、買い物利用分とキャッシング分を合わせて、500万円近い金額の借金となっていたのです。当時、私に内緒でお金を借りる為に、既存のクレジットカードのキャッシング枠から借金してしまった妻も問題ですが、おまとめローンを契約し、コツコツ返済していけば良いだろうと考えた私も、借金に関してはとても無知でした。

いくつかの消費者金融系のカードローンへ、限度額500万円などと無謀な申込みを繰り返しましたが、全て審査は通りませんでした。年収の1/3以下までしか貸し出せない総量規制の関係もあり、消費者金融系カードローンでは当然なことと言えます。既に他社から500万円も借金している個人に新たな貸出しを認める会社などあり得ません。色々勉強していく中、銀行系カードローンであれば大きな限度額が設定出来るかもしれないと、同様にいくつか申込んでみましたが、何処も審査が通ることはありませんでした。短期間の内に、いくつもの金融機関へ申し込んだ為に所謂「申込みブラック」になってしまったのだと思います。

実家の両親から退職金などで500万円借りました

もう何処からも借りられない、とは言えこのまま放置することも出来ない。考えた末に出した結論は、実家の両親へ相談することでした。これまでの経緯を全て話し、買い物利用分の金額、キャッシング利用の金額、毎月の返済額など全てを明らかに話したのです。結果的に、定年を過ぎていた父の退職金や母がコツコツ貯金していたお金などから500万円を工面してもらうことが出来ました。身内からの借金とはいえ、毎月の返済とボーナス時の返済で、少しづつ返済していく計画が立てられたのです。

しかし、現実はその計画が成り立たないものへとなっていったのです。最悪のシナリオでした。全額借金を返済した後も、実際には毎月の収入では生活費が儘ならず、両親へ返済しながらも、一方でカードローンでキャッシングをするようになってしまったのです。借金を全額返済した半年後に、銀行系のカードローンで限度額300万円、金利7.4%という契約審査が通っていたのです。

現在、妻の衝動買いが原因で限度額の300万円に近付いている・・・

妻の衝動買いは病的であり、再度クレジットカードの利用残高は段々と積み上がっていき、その結果その返済の為に、銀行系のカードローンのキャッシングを利用するようになってしまったのです。当初の少ない借入残高では、毎月の返済額は低く抑えられているものの、徐々に大きなものになっていき、以前のように返しては借りるの「自転車操業状態」へとなってしまったのです。

徐々に徐々に300万円の限度額へ近づいている現在、「もうこれ以上かりられない」となったらどうしたら良いのか。再度両親は相談にのってくれるだろうか、現在の会社を退職し、退職金で返済するしかないであろうかと、現在そんな不安ばかりを抱きながら生活しています。